http://xxxxxx.michikusa.jp/



とある三人の絶対値的な距離感について (高嶺)

なんのためらいもなく「真田さん」と呼べる関西訛りの隣の彼が少しだけ羨ましいと言ったらあの人は笑うだろうか。




とある三人の絶対値的な距離感について (真田)

立場上どうしても仕方がないのは判っていても自分の名につくその二文字が時折煩わしいことがある。




とある三人の絶対値的な距離感について (嶋本)

一片の躊躇もなくあの人は自分の名前を呼ぶけれど、そこにある不安定さを拭いきれない自分は卑屈だろうか。




三文オペラ (嶋本と高嶺)

俺のことをシマと苗字一字で呼び捨てたのはあなたが最初で、だからあなたに勝手にいなくなられるとみんなが呼ぶとき気まずいやないですかと伝わりにくい気遣いをしたら、やっぱり後ろから穏やかな笑いを含んだ声で労いのコーヒーと随分優しいねなんて皮肉が飛んできたから気づかない振りをしてコーヒーに砂糖を二つ落す。




紫陽花リトマス (嶋本と高嶺)

珍しく素直に隊長の無茶をたしなめているから、随分優しいねと言いながら労いの意味でコーヒーを差し出せば、これまた珍しく砂糖なんて入れているから自分の皮肉はそんなに苦かったかと少し巡らせて気まぐれに自分もミルクを流す。



高嶺さんは真田さんと呼べる嶋本さんが少しうらやましくて、
真田さんは高嶺さんにも真田さんと呼ばれてみたくて、
嶋本さんは真田隊長と呼べる高嶺さんの立場が今更ちょっとうらやましい。

三角関係ではなく三角形である関係性が大好きです。

BACK